
ビジネスや社会生活でヘコんだとき >Home
人間関係がつらい。。
職場の人間関係・・本が一冊書けそうなテーマですね。
これでお悩みの方もさぞ多いことでしょう。
というか、この悩みと無縁でいられる方のほうが少ないのかも・・
●どうしても合わない上司がいる
「人間関係」で登場する No.1 は上司でしょう。
へんな同僚の場合には、まだ言いようもありますし、へんな部下というのは上司にならないと持つことも
ないわけですから、一番頻繁に登場するのは上司になりますね。
私も、このとんでもない上司というのに仕えた経験があります。
・部下の立場からとはいえどう控えめにみても上司たる能力が伴っていない
・そのくせ自分が最高に仕事できると思っている
・えてして意固地で頑固、自分の主張は変えない
・反論は封じ込める、もしくは意見言わせる空気はつくらない
・自分より上の立場の人へはかなりうけがいい、口がうまい
などなど・・・いかにもいそうですね、こういう人々。
不幸にもこういう上司にあたってしまった場合、どうするか。
それは、一人ひとりの仕事観、人生観とその会社の環境によって変わります。
人生観というと大げさに聞こえるかもしれませんが、大切なところです。これを日ごろからよく意識していないと、
いわゆる突発的な行動にでてしまいがちで、あとで後悔の種になります。
銀行やお役所など、定期的に異動が確実な職種の場合には、黙してやりすごすのが得策だと私は思います。
もちろん、「黙す」に至るまでにはなんとかうまくやっていこうとする努力が必要なのは、言うまでもありません。
その努力をした上で、分別ある大人が客観的にみて、それでも「どうしようもない」場合は、やり過ごすことです。
その彼は、2,3年辛抱すればどこかへ異動していきます。もしくは、その前に自分が異動になります。
どうしようもない上司が栄転していくようであれば、その企業や組織そのものの力量が疑われますが、
大体においてきちんとみている人はいるものです。
「やりすごす」と決めるだけではうまくいきませんから、自分にたまってくるストレスをうまく逃がしてやる場を
意識して設けることも大切です。時間が取れれば習い事やフィットネスクラブに通うのもいいでしょう。
お酒が離せない人はただ飲むのではなく、たとえばワインならフランス産を極めてやるぞ!くらいの目標を
持ってはいかがでしょう?
異動が望めない職場の場合。
これは深刻です。この場合には、先ほどの人生観、仕事観が大切になります。
例えば、社長がおかしい場合。
オーナー社長には個性の強い方が多いですが、みんなリスクを背負ってきたという点では共通していますし、
行動にもその人なりの根拠が常にあるはずですので、部下はある程度理解してあげる必要性があるかも知れません。
しかし、あきらかに馬が合わないときついですね。いかんせんオーナーですから、社長を退いても会長になるでしょうし、
まだまだお付き合いしなければいけません。
サラリーマン社長の場合も、1期2年とは言え、何期勤めるのかは下々の者にはわかりませんので、なかなかつらいです。
一人ひとりが仕事、人生をどう考えるかで対応も変わってきます。
上司が変な人でも、現在の待遇や生活環境に満足しているのならば、うまく付き合う方法を常に模索していくことがいいと
思います。
これは、よく本屋さんにあるようなハウツー本を参考に、その上司を違う角度から見たらこんな面もあったんだ、というように
その人のつたないところに視点を当てるのではなく、長所を照らしてあげてそれを理解するように努めるということになります。
現在の環境に満足しているわけではないけれど、当面なにかアクションを起こすつもりもない、という人も同様です。
つまりは、性善説にたつということになります。
待遇や生活環境にはあまり重きを置いていなくて、それよりも自分のやりがい、仕事内容、会社の成長を重視する方は、
考えどころです。
そういった方は、「この人の下、こんな環境では永遠に自分のやりたいことができそうにない」と考えます。
よその部署の上司にこっそりうちあけて引っ張ってもらえるような環境があれば、それも手ですが、そうもいかない場合は
「転職」を検討することになるでしょう。
実際の転職ノウハウは、世にたくさん本もでていますので参考になることでしょう。
私のお勧めは、今の仕事の質、レベルを落とさずに、転職の準備を始めてみるということです。
嫌気が差してくると、どうしても仕事に取り組む姿勢もだらけがちですが、その組織に所属していて給料をもらっている以上は、
決してレベルを下げてはいけません。
転職の準備を始めてみると、その項目の一つに「自分の棚卸し」というのが必ず出てくると思います。
自分にはどんな経験、知識、才能があって、どんなことができそうなのか、どんなことをしていきたいのかというのを、
書き出して整理してみることです。書き出してみると、思いの他特筆すべきものがなく実は転職は難しかったりする・・なんてことが
あるかもしれません。
そんな場合は、まずはその組織にいるのを利用して自分の資産(スキル)を増やすことです。
仕事を何気なくこなしているだけなのと、何かを意識しながら貪欲にスキルを習得しようとするのとでは、1年、2年とたてば大きな
差がでてきます。そして、自分の資産が増えたところで、改めて転職の準備を再開してみてはいかがでしょうか。
また、人生の絵をある程度書いていて、それに向かって少しずつでも努力をしている方もいますね。
その方の場合は、その絵と考え合わせていたずらに時間を浪費しないほうがよいと思います。
人生の目標を達成する手段、ルートが他にもあるようでしたら、早めに手を打ったほうがいいですね。
●ねたみ、嫉妬、やっかみ
できれば持つ方とももたれる方とも無縁でいたいのが、この「ねたみ、嫉妬、やっかみ」です。
人は誰しも心のうちに、こういう気持ちの要素をもっているようです。
恋人との付き合いや職場での出来事でちょっとしたねたみや嫉妬が起きるのは、当然であり健全な証拠ともいえます。
ところが、これも度を越すと厄介な話になります。
恋愛においてなら、DV(ドメスティックバイオレンス)やストーカーといった犯罪に発展してしまうケースも
あるでしょうし、そこまでいかなくてもけんかが絶えませんね。
職場でならどうでしょう。
まさか暴力を振るうわけにはいきませんし、つきまとうということもないでしょう。
ところが、そういったわかり易い反応をとらない分、よりたちの悪い悲しくなるような行動に出ることもしばしば。
こんな例が身近にあったりしませんか?
ある会社の同期入社の2人。経験を重ね、部長級に名を連ねるようになってきた。
一人は海外支店の責任者として新しいことにもチャレンジし、支店を軌道に乗せ、社内での信頼も厚い。
もう一人は、国内の一部門の部長で、上司の受けはいいのだが、能力の差は明らかで部下にはさっぱり評価されていない。
国内部門と海外支店とが協力して行うとあるイベントで、調整役の国内の担当者が、海外支店の意向を部長に決済を仰いだところ、
「おれ、あいつのやり方は好きじゃないから」
といって却下されてしまった。
一事が万事この調子で、担当者は大変な苦労をすることになった。
さて、このケースでは不幸の当事者が2人います。
一人は、国内の担当者です。
単に部長のおぞましい嫉妬のためだけに、物事がスムーズに運ばす、いらぬ苦労を背負い込むことになってしまいました。
もう一人は、海外支店ひいては会社そのものといえます。
健全な組織が秩序にしたがって善良な意思の下にやっていることが、なぜかスムーズに進まず、考えとは違う形で
妥協せざるを得なかったりするわけで、会社にとってはえらくマイナスです。
国内の部長は、うまく行かない原因を全て海外支店に押し付けているので、上司が判断、評価を誤る可能性もありますし、
部長以外のメンバーは、部長のおぞましさに絶句するばかりとなります。
実は、このケースは、どちらかといえばわかり易い、あまりおりこうさんでない例です。
悪者は国内の部長一人、と誰がみても明らかなわけで、散々な評価を一身に背負うことになりますし、
身から出たさびともいえる事例だからです。
ちなみに、この場合の部下としての対処法は、部長の上司(取締役かな?)をうまく引き込むことです。
海外支店から直接上司にコンタクトしてもらうなりして(メールでCCするなどもあり)、部長の独断に陥らせないことです。
部長が全権限を握ってしまっている場合は、残念ながら異動を待つよりありません。
そんな奴でも部長になれてしまう会社って・・と見切りをつける人もいるでしょうけれど、どんな組織に行っても
そういう輩は存在します。5人以上いれば万能な組織などないのでは、というのが私の考えです。
世の中には、もっと陰湿でたちのわるい例もあったりします。
とあるプロジェクトの立ち上げに加わった仲間たち。メンバー同志は初対面。
プロジェクトは順調に進み、規模も拡大し、人数も増え業務も広がっていった。
それに伴い、立ち上げメンバー間でも、各人の守備範囲や業務の進め方にも随分と差が見えてきて、周囲の評価も分かれてきた。
そんな空気に敏感なAは、自分より若くがむしゃらに働くBに対して面白くない感情をいだく。
Bのメールを本人に成りすまして勝手にチェックしたり、匿名を語ってリーダーにBの中傷メールを送りつけたりもした。
そして念願かなってBはプロジェクトをはずれ、Aの天下がやってきた。
最悪だなぁ、こいつ。と思われるAも、特別な存在ではなくよく見られるタイプのようです。
1プロジェクトではなく、大企業など所帯が大きくなると、もっとおぞましい事態だったりもします。
(高杉良の企業小説なんかで、ふんだんに実際の例が見て取れます)
自分の存在を脅かす、もしくはターゲットがいなくなれば自分がその地位に行ける、という時に、恐怖心、嫉妬心、ねたみ、
腹立たしさ。。さまざまな感情が混ざり合って、意味不明な行動に出るようです。しかも執拗に続けます。
会社の業績アップより自分の身のことの方に重きを置く人が上層部に増えるほど、会社の力が落ちるのは必然です。
業績があがらない原因を分析するときに忘れてはいけないのが、「適材適所になっているか」という人の問題です。
適材でないことが判明したらば、経営者(責任者)は何かしら手を打たなければいけません。
この種の「より陰湿でたちのわるい」事態を収拾できるのは、その組織、部門のトップを置いて他にいません。
これらの例のように、組織にはさまざまな思惑がうごめいています。
自分の倫理観に照らして耐え難い場面に直面することもあるでしょう。
なぜだか、その当事者にされてしまうこともあるかもしれません。
そんな時に大切なのは、「信念」だと思います。
信念があればこそ、クールにもいられますし、冷静に判断して不本意ながらもとるべき行動も見つけられるでしょう。
漫然と働いているのではなく、自分がその組織でいつまでになにをしたいのか、どうなりたいのかを常に意識し続けることが
大切ですね。

|